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(1)慎重な勇者は聖女を疑う
(2)虎の薬が
(3)おすすめ 30 オススメ 0コメント 7 再生数 520 作成日 2022-12-23005236
(4)修正日 2022-12-23 012243
(5)アカライブジャンル小説チャンネル
ダンジョン地下3階まで床は一定の格子でできていたが、今この床のパターンは微妙に違うね。この部分が斜めに曲がっているため
パーティーメンバーの深いため息が聞こえる
だれかは長嘆息を吐く
そうであろうとなかろうと
私は石を拾って天井に投げつけ, 音を注意深く聞く
二重天井なのか音が微妙に違ってトラップなのか音に反応するわけではないようですが
勇士さん、これくらいなら 本当に潔癖症じゃないですか
耐えかねた戦士が顔をしかめながら言った
彼は私の鋭い耳を避けることができなかったが, シャワーパルという音を隠した
勇者様はただ慎重なだけです。 そうですよね
うちのパーティーのヒーラーを担当している聖女
彼女が微笑むと戦士は顔の筋肉をほぐしてへへと笑った
聖女は人の心を溶かす美貌と肉感的な体つきの優しさを兼ね備えていた
男なら心が溶けやすいもの
勇者様、お手伝いすることはありますか
その言葉に私は生臭い笑いを流した
役に立つな
他のパーティーメンバーはまんまとだまされたが, 私は騙せない
世間で私を呼ぶ呼び名は不敗無敵のような幼稚なものだ
しかし, 私にふさわしい修飾語はひたすら慎重だ
この慎重な私が聖女の異変に気づいたのはちょうど5日前か127時間38分前だ
ダンジョンに入場する前に
私の主管で攻略法と48種類の対処法を熟知し、パーティー全員の装備ポーションスキルなどを点検する
全部で2日かかるブリーフィング
メンバーたちは毎回疲れを訴えていたが, 私は彼らの耳の穴に内容を押し込んだ
そしてちょっとした夕食の時間
スープを沸かしているうちに, 私は聖女の微妙な変化に気づいた
彼女は突然頭を下げたのだ
パーティーのメンバーたちは私のひどいブリーフィングで居眠りをしているのではないかと笑った
その笑い声に驚いたのか聖女は頭をもたげた
私は笑えなかった
直感が語っている
何かが変わった
目つき、話し方、姿勢を正確につねることはできないが、明らかに違う
しかし、私の直感とは正反対に、聖女はいつものように振る舞った
ある人は大したことないだろうと見過ごすかもしれない
そしてそのような安易さが破局を招く
何をそんな風に考えるんですか
再びダンジョン地下4階
現実に戻った私に聖女が心配そうな表情で尋ねる
何でもない
私が立てた99の仮説の中で最悪のものを確認しなければならない
まさに悪魔が聖女の体に憑依した場合だ
浄化作業を主とした聖女だけに、この可能性は排除できない
三歩前に行って視野を照らしてくれ
聖女があっさりとうなずいた
彼女は数歩前に出て手を広げた
明るい球体が浮かび上がって廊下を照らした
えっ
一言とともに聖女の体がぽつんと下に違いない
パーティーのメンバーは皆絶叫に近い悲鳴を上げた
私だけが沈黙を守っていた
床にある対角線パターンの端に重さ感知トラップがあることを知っていたからだ
天井を確認したのは目隠しだった。実は二重天井のようなものはなかった
聖女が私が疑っていることに気付くのではないかと思ってフェイクを与えたのだ
視線分散の意図もあったし
そりゃ私は慎重だから
そしてこれは入場前のブリーフィングで説明したもの
トルテガリのパーティーメンバーは耳元で聞きますが
いつも私の言うことを聞いていた聖女が知らないはずがなかった
微妙な変化がある前に言っておいたことなのにこれを知らない
私の疑いをさらに加熱させる
もちろん忘れるかもしれない
だから私は確かめなければならない
罠がもっとあるかもしれないから 僕が助けに行くよ。ちょっと待ってて
パーティーの人に告げておいた
そして各自すべきことへの対処法が書かれたマニュアルを伝えた
もちろん慎重でなければならないので罠の部分は消しておいた
今までのパターンから見てあの下には
人の体を貫くとげやモンスターがいることは明らかだった
もしかしたらその二つがあるかもしれない
無論聖女の安危は気にならない
ここはダンジョンの入り口で1つを想定して艦艇設計者が誰なのかも事前に把握しておいた
慎重な私はゴブリン言語まで通達し、このダンジョンの艦艇設計者ゴブリン車輪使いが作成した艦艇設置法3を丸ごと覚えたからだ
ダンジョン設計図まではともかく艦艇設計者の性向は見抜いている
この罠は聖女レベルに比べて致命傷を負う可能性が0に収束する
問い詰めると0001の確率は存在する
聖女はバリアをいつも巻いているので、粗末なとげにあったはずがない
0001の確率を突き抜けてモンスターにやられることはある
悲鳴でも聞こえたらすぐ飛び降りて救う心算だ
予備の聖剣を床に差し込み, ロープを聖剣の取っ手と私の体に結び付けて降りていく
聖剣の特性上絶対に選ばれるはずがない
エクスカリバーだから
ここで終わりではない
私はパーティーメンバーを信頼しているが, その点で裏切りの可能性を低くしたくなかった
エクスカリバーには, 他人が触ると衝撃波が爆発するように窃盗防止魔法をかけた
ハイド
隠れ魔法を使って罠の下に降りる
10分ほど下がったときに聖女が作り出した光球体を発見した
それと同時に乱暴な悪口が聞こえた
あ~種の足タバコの味はどうしたんだ? 葉タバコは元々こうなのか
聖女の声、しかし言い方は全く違っていた
もう少し下がると彼女はすっかり姿を現した
聖女は折れたとげと頭が破裂したモンスターの隣に座っていた
彼女の姿は衝撃的だった
いつこっそりやったのかもしれない戦士が持っていたパイプタバコ
それを口にくわえて足を大きく開けていた
勇者の子主人公だと機嫌を取ってあげたのに、そろそろムカつく。そのまま殺そうか
まあ
TS憑依だなんて、どうせなら剣聖孫娘の体でやってやるよ
この豊満な体ではブプミジャンの話し方を使ったら似合わないじゃん
慎重な主人公の子も疑うだろうし
憑依という単語に私の目が大きくなる
そしてTS、これはどういう意味だろう
ブプミジャン
あ、そうだ。それを確認したことがない
私の考えがまだ続く前に聖女の手が自分の下半身に違いない
おうやつ
私の疑いが当たった
あの年はサタン聞こえた