イタリア海軍Marina Militareの訓練用帆船アメリゴ·ベスプッチITS Amerigo Vespucci A5312は1931年にナポリ造船所で建造された この船は18世紀後半の戦列艦を模してデザインされた船で、イタリア海軍唯一の遠洋航海が可能な帆船で、毎年夏に生徒を乗せて地中海を走り回りながら3ヵ月間、未来の海軍将校を訓練させる任務を担っている。
1962年7月12日、アドリア海で航海中だったアメリゴ·ベスプッチは、米海軍第6艦隊所属のフォレスタル級空母インディペンデンスUSS Independence CV-62と会った。
インディペンデンスは作戦区域に現れたこの正体不明の帆船に発光信号と無線を飛ばした
ここではUSSインディペンデンス貴艦の所属と名前を明らかにせよ
イタリア人はこう答申した
ここはイタリア海軍の訓練船アメリゴ·ベスプチだ
インディペンデンスはゆっくりと横を通り過ぎるイタリア製の帆船に向かって汽笛を大きく3回鳴らした後, 敬意を表す無線を送った
ここはUSSインディペンデンスの貴重さは世界で最も美しい船だ それからちょうど60年が経った2022年, アメリゴ·ベスプチはまだ現役だった その間、この船は地中海を数百回回り、大西洋を数回以上横断し、3回以上世界一周した。 アメリカのUSSコンスティチュエーションやイギリスのHMSビクトリーのように古すぎて数十年に1、2回天気が良い時だけ運行する他の帆船とは異なり、アメリゴ·ベスプチは何度も現代的な改修を受けて荒海を行き来することができた
アメリカ海軍はこの時の逸話をもとにイタリア海軍にもう一度一緒に航海してほしいと伝えた その年の9月1日, アメリゴ·ベスプチはアドリア海に到着した 今回彼らを出迎えた船は米海軍第6艦隊のニミッツ級空母ジョージ·HWブッシュUSS George HW Bush CVN-77だった
アメリゴ·ベスプチは大きく変わっていた 船の動力源は今や風ではなく下層甲板に設置されたディーゼルエンジンだった 道を探す時も今は六分儀と空の星の代わりにGPSを利用した現代式衛星航法装置を使った マストの帆もかなり自動化され, もはや人力に依存していなかったが, 帆船は何世代も経ってもその美しさを失わなかった 米海軍の乗組員たちは祖父たちのようにアメリゴ·ベスプチを見るために県に押し寄せた変わった点があるとすればスマートフォンとカメラで写真を撮ることができたということだ。 イタリア人は以前と同じようにアメリカ人に無線を送った
ここはイタリア海軍現役艦アメリゴ·ベスプチだ
そしてアメリカ海軍もその時と変わらない挨拶でもう一度敬意を表した
USSジョージ ∙ HWブッシュの貴重さは今でも世界で最も美しい船だ