“”””育てていた犬に噛まれて”””” 密陽市の80代女性、凶暴な犬に噛まれ死亡

慶尚南道密陽市で80代の女性が凶暴な犬に襲われ死亡する事故が起きた。警察は事故の詳しい状況を調べるとともに、凶暴な犬の飼育許可の有無や管理不備の有無などを調べている。
警察と消防によると、16日午前7時30分ごろ、密陽市ネイル洞の一戸建て住宅の庭で、80代女性Aさんが飼っていたピットブルテリア犬3匹のうち1匹に噛まれているのが発見された。 Aさんは首や腕など主要部に複数の傷を負い、血を流して倒れていた。近隣住民の通報により出動した119番救急車で病院に搬送されたが、死亡した。
目撃者の陳述によると、事故直前、庭では2頭のピットブルが喧嘩しており、喧嘩を止めようとしたAさんは犬の興奮に巻き込まれ、襲われたという。警察と消防は事故直後、襲ってきた犬を捕獲して安楽死させ、残りの犬2匹はAさんの家族が屋外に移送したという。
ピットブルテリアは動物愛護法で「危険犬種(凶悪犬)」に指定されており、自治体の許可と届出がなければ飼育することができません。しかし、警察の捜査の結果、Aさんが別途の許可手続きを行わずに犬を飼育していたことが判明した。
警察関係者は「被害者が飼っていた犬が原因で起きた事件で、被害者に直接刑事責任を問うのは難しいが、犬の飼育許可違反や管理上の過失などについて家族に追加捜査を進めている」と述べた。
警察は国立科学捜査研究院に解剖を依頼して正確な死因を調べているほか、Aさんの家族が管理していた他の凶暴な犬の状況を調査し、関連資料を確保して動物愛護法に違反していないか確認している。
今回の事故は、凶悪な犬の事故が相次いでいるにもかかわらず、依然として管理監督体制が不十分であるとの批判を改めて高めた。専門家らは口をそろえて「危険な犬の飼育は個人の自由を超え、社会の安全に直結する問題」「自治体の登録管理の強化や飼育者への研修の義務化が急務だ」と述べた。

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