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メキシコでカルテルさえ触れられない唯一の人

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(1)メキシコ最大の財閥カルロス·スリム
(2)80年代末、メキシコのあらゆる公共施設が民営化されると、政経癒着と莫大な資金力を武器にメキシコの産業基盤をすべて築き、メキシコ最大の富豪となる
(3)カルロス·スリムは220社以上の子会社を通じたタコ足式経営で、有線·無線通信金融レストランチェーンタバコタイヤアルミニウム製造タイル製造インターネットサービスコンピューター航空放送会社までメキシコの全分野を独占しているが、その中でも通信市場のシェアは92に達する
(4)カルロス·スリムの帝国はメキシコのGDPの8を占め、メキシコ全体の株式市場で取引される株式の13がスリムが支配する会社のものであるスリムの下で働く人だけでも20万人を超える
(5)メキシコで10ドルを使えば1ドルはスリムのポケットに入る。メキシコではスリムの財産をふやかさなければ一日も過ごせないという話もあるほど、メキシコでスリムの影響力は莫大だ。メキシコ人は生まれた時から死ぬ日までスリムの影響力から逃れることはできない
(6)カルロス·スリムは与野党を問わず各種政治的脅迫とロビー攻勢を繰り広げ、政界にも莫大な影響力を行使している。政府から有線電話事業の独占権を得たことがあるほど民営化を推進した大統領を弾劾しようとする試みがスリムによって阻止され、06年にはメキシコ通信委員会がスリムの通信会社テルマックスを調査してほしいというWTOの要求を黙殺したりもした。メキシコ議員たちはスリムに邪魔になる法案案件が提出されれば、自ら否決させ、米国のようなら反独占法の撤退になってもおかしくない巨大財閥が正常に維持されるからだ
(7)麻薬カルテルが夜の皇帝ならカルロス·スリムは昼の皇帝という言葉もある
(8)このため、大統領も馬鹿にするホアキン·グスマンのシナロア·カルテルでさえ、カルロス·スリムはあえて触れることを考えることができず、一旦動員可能な資金力から次元が異なり、決定的にメキシコのすべての合法的な権力がカルロス·スリムの手の中に入っているため、エル·チャポの息子が警察に逮捕された時、メキシコ正規軍を相手に戦って勝ったシナロア·カルテルであっても、陽地ですべての権力を握ったカルロス·スリムに捕らえられた場合、大統領がカルテル掃討作戦を指揮していた今までとは次元が異なる水準の軍事的圧迫を受けることになる
(9)一行要約
(10)メキシコ権力序列カルロス·スリム>>>>>>麻薬カルテル>>>>>>>>メキシコ大統領
(11)かつてビル·ゲイツに勝って世界1位の金持ちになった人

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