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10年間ひきこもりだった人を採用していた


(0)うちの会社は採用面接を全部私が担当するが、過去にたった一人の元引きこもりを
採用したことがある。

(1)履歴書を初めて見た時35歳だったが経歴の空白が10年以上だった
普通は迷わず書類審査で落としたはずなのに、なぜそのタイミングでうちの会社に
応募したのか興味がわいて面接に呼んでみた

(2)初めて会った印象は日にあたらないもやしのようにへろへろした青年だった

(3)人は太陽を見ないとこんなに白くなるんだなと思った。

(4)応募理由を聞いてみるとその中にはひきこもりから抜け出したいという強い気持ちと覚悟
が見えた。

(5)両親が自分のことを心配している
– もう心配をかけたくない

(6)- 働く機会が来たら死ぬ覚悟でやりたい。
– 自分を変えたい

(7)このような考えを非常に不安そうに話しながらも瞳の中には強い意志が見えた

(8)都心にある一流企業なら採用面接でその人の実績や技術レベル人間性
を見るだろうが
私たちのような会社の採用面接でそんなことをすれば採用する人がいなくなる

(9)それで私はいつも働かざるを得ない理由が強い人を探していたが
その意味で彼はぴったりの人だった


(0)少し不安はあったが、自分の人を見る目を信じてパートタイマーの倉庫作業員として採用し、二日後から働くことにした。

(1)出勤当日
本当に出勤するかどうかなんか私までドキドキしながら会社に行ってみよう
ほとんど絶叫に近いレベルで社員一人一人に挨拶をしながら歩き回っていた
だった

(2)その日から彼は10年の経歴を持つひきこもりとは思えないほどの活躍を見せて
くれた

(3)倉庫の中を縦横無尽に走りながらどんなことでも熱心に取り組む姿勢に会社内の評価も
非常に高かった。

(4)初めて給料をもらう日に彼は私のところにわざわざ訪ねてきて感謝の挨拶をしながら
家族を連れて食事に行くと嬉しそうに話した。

(5)それから数か月後, 彼はとても緊張した表情で私のところにやってきた

(6)今までの経験から、私にそんな顔をしてくる従業員は、ほぼ100社
直書を持ってきた

(7)おい、せっかくそこまで頑張ったのにと思いながら会議室に連れて行って話
を聞いてみると、
不安そうでも彼は

(8)毎日充実した職場生活をしているからとても楽しい。
これからももっと頑張りたい。
だから正社員として採用してほしい。

(9)という内容の相談をした


(0)私はうれしすぎて泣いてしまうほどだった!
その場で雇用契約書を作成し正社員として登用を決めた

(1)その後正社員になった彼はますます活気に満ちた仕事をするようになり倉庫のことなら彼に
聞けと言われるほどになった

(2)そんなある日会社にある女性の方から電話がかかってきた

(3)元ひきこもりであるその職員について言いたいことがあるから私に直接話したい
と言った。

(4)電話をかけたのは彼の母だった

(5)彼がわが社で働くようになってから家の中でも他の人のように変わった。そんなに
うれしいことはない
と泣きながら感謝の言葉を言ったのだ。

(6)私は大したことをしたわけでもないのに私までうれしくて泣いた

(7)人を雇うということはこういうことなんだと学んだことだった

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